特集 がんばれ中堅助産婦
助産婦にとっての「満足」を探る
野口 眞弓
1
1長野県看護大学
pp.36-40
発行日 1996年1月25日
Published Date 1996/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903392
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助産婦は,仕事のなにに「満足」をしているのでしょうか。
ごく一般的に考えて,給料日はうれしいもので,給料が上がればなおのことうれしいものです。給料は,ある面ではその人の能力や実績を金額という数字で示し,仕事をやる気にさせる最大の要因ともなります。一方,給料以外の「満足」もあるはずです。たとえば,仕事を成し遂げたという達成感,責任を持つこと,あるいは仕事をすること自体が楽しいということもあるでしょう。かつて筆者は助産婦にとっての「満足」とはなにか調べてみたことがあります。1994年度聖路加看護大学大学院修士論文「病院で働く助産婦の仕事の満足に関する研究」として,その結果をまとめました。本稿では,この研究結果をもとに,あらためて助産婦にとっての「満足」はいかにしたら得られるかを考えてみたいと思います。
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