特別寄稿
世界のエイズの将来流行に関する一知見
大森 絹子
1
1エイズプロジェクト
pp.412-416
発行日 1995年5月25日
Published Date 1995/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903377
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はじめに
筆者は,日本で助産婦,保健婦,看護婦として臨床で働き,また地域保健の分野で看護活動をした経験を持つ。その後,東南アジア,特にタイ国にて長期の国際保健医療協力に従事した後,日本と米国で熱帯医学,医療人類学,国際保健学を専攻。1994年5月より,外国団体のワールド・コンサーン・インターナショナルの国際保健専門家として,タイとビルマにおけるエイズプロジェクトのコンサルタント兼プログラムコーディネーターとして現在活動中である。
ここで,母子保健活動を担う助産婦の方々に,世界のエイズの将来流行に関する一知見を報告したい。HIV感染と世界のエイズ,その疫学的パターン,開発途上国において,特に深刻な社会問題となりつつある母子とエイズ,そして将来性について述べてみよう。
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