特集 女性と助産婦—新しいパートナーシップへむけて
産む側から助産婦さんへ
私の理想,自宅出産を実現して
増沢 緑
pp.296-299
発行日 1991年4月25日
Published Date 1991/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903278
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病院出産,よかったけれど…
私は,6年前に長女の萌木を,3年前に次女の渓を聖母病院(東京)で出産しました。そして去年の2月に三女の有希を自宅で出産しました。長女,次女で果たせなかった私の出産の理想を三女で現実にしたわけです。
長女のときは,すべてが初めてのことばかりなうえ,身近に赤ちゃんという存在がまったくいない環境で育ったため,やはり不安が先に立ちました。夫と私の二人の子供なのだから夫立ち会いで産みたい,お産は病気ではないのだからできるだけ自然に産みたいと思い,また自宅出産した人の話を聞いたりもしていたけれど,もし何かあったらと思うと冒険する気になれず,結局病院を選びました。
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