特集 周産期の糖尿病ケア
糖尿病と遺伝力ウンセリング
西郡 秀和
1
1群馬大学医学部産婦人科学教室
pp.818-823
発行日 2002年10月25日
Published Date 2002/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902964
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はじめに
分子遺伝学の進歩により,糖尿病の原因遺伝子が明らかになってきている。糖尿病の原因遺伝子の解明は医療の発展に貢献する。一方,さまざまな遺伝的問題が生じることが予想され,適切な遺伝カウンセリング体制が必要になる。本稿では,我々が経験した家族性若年発症2型糖尿病(MODY)である結婚前の女性,第2子を希望する女性の遺伝カウンセリングを通してこのテーマについて検討する。
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