特別記事
[鼎談]いいケアを提供するために困難をどう克服していったか
高橋 八重子
1
,
深澤 千映子
2
,
森田 輝
3
1佐野病院マタニティケアルーム
2土浦協同病院産婦人科
3聖母病院産科
pp.982-987
発行日 2001年11月25日
Published Date 2001/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902763
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高橋 今日は,病院の中で助産婦として働くわたしたちが,より良いケアを提供するためにどのようなことを行なっているのか,話し合っていきたいと思います。本題に入る前に,簡単な自己紹介をさせていただきます。
わたしが助産婦になったのは20年前ですが,18年前からずっと同じ病院で働いております。病院は,中規模の個人病院ですが,25年ほど前に3名の医師によるグループ診療の形で産科が開設されています。実は,わたしは看護婦として4年働いて,その頃は何となく助産婦にはなりたくないなと思っていたんです。ところが,最初の子どもを産んだその日に「助産婦になろう」と決心したんです。2度目の助産婦学校の受験で合格することができた時は,本当に嬉しかったです。
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