特集 出生率減少
[鼎談]育児休業を考える
前原 澄子
1
,
高橋 恵子
2
,
平山 宗宏
3
1千葉大学看護学部
2聖心女子大学文学部
3日本総合愛育研究所
pp.380-387
発行日 1991年5月25日
Published Date 1991/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900317
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前原 本日は,間もなく法案として提出が決まっています「育児休業法」について「出生率減少」の特集テーマとも関連づけながら話しあってみたいと思います。
この育児休業ということが浮上してまいりましたのは歴史的背景がありまして,以前の勤労婦人福祉法(現・男女雇用機会均等法)の中の,事業主の努力義務として育児の便宜の供与ということが端緒になっています。そして今,再び時代の要請—女性の社会進出,出生率減少等々—を受けまして,育児休業ということが考えられるようになってまいりました。
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