特別寄稿
高齢社会における女性のQOLと更年期を考える—国際閉経学会参加報告
大石 時子
1
1東邦大学医療短期大学専攻科
pp.344-349
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902391
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
第9回国際閉経学会(9th International Menopause Society World Congresss on the Menopause)が,昨年10月17〜21日の5日間,麻生武志会長(東京医科歯科大学教授)のもと,「閉経期のケアに対する,世界的・多面的アプローチ」をメインテーマに,横浜市内のパシフィコ横浜で開催され,世界各国から2,100人が参加した。学会全体会議日程は表1のとおりである。
本学会は,そのメインテーマが示すように医学のみの視点からではなく,心理,文化,保健,看護,ジェンダーなど,多面的視点から閉経をとらえようとする努力がなされていたことが特徴的であった。女性の性と生殖に関わる専門職である助産婦として,本学会から学んだことを皆さんと分かち合い,本稿が日頃の助産業務に少しでもお役に立つことができればと思う。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.