特別寄稿
新ミレニアムに「助産師」の課題を卒業しよう
森山 幹夫
1
1厚生省社会・援護局施設人材課
pp.338-343
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902390
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人類の歴史と助産技術の蓄積
新ミレニアム(千年紀)に入ってから時間は経ちましたが,皆さんはミレニアムの最初にあたり何をお考えになりましたか。千年単位で物ごとを考える時にこそ,壮大な夢のある展望を持ちたいところです。
昨年発表された合計特殊出生率は1.38にまで低下して,先行きの暗さの象徴となりました。その上,昨年中の出生数は前年よりさらに下回りそうです。しかし,今年に入って以来,景気も上向きになりつつあるようで,明るい兆しが見えてきた千年紀の始まりでもありました。今から始まる千年を希望に満ちた期間にするため,人類60億人の英知を集めて地球規模の問題を解決するムードを高めていこうではありませんか。
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