特集 助産診断名の開発(Ⅰ)
「教務主任会」による妊娠期の健康生活診断の助産診断名・診断指標作成
東京都及び近県助産婦教育機関教務主任会
pp.652-657
発行日 1999年8月25日
Published Date 1999/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902221
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はじめに
東京都及び近県助産婦教育機関教務主任会(以下,教務主任会と略)では,10年前から助産診断の開発に取り組み始め,アメリカのNANDAおよびゴードンの看護診断をベースにして助産診断類型を作成し,1993年『助産婦雑誌』47巻10号および11号に試論として発表した1,2)。その後,助産診断を用いた事例検討や健康生活診断について検討を重ね,その都度,『助産婦雑誌』誌上で公表してきた3,4)。
そして,平成9年度からは教務主任の任意の参加のもとで,助産診断指標の作成に取り組むようになった。診断指標を検討することで,診断類型の範囲や表現の適否など,今まで公表した助産診断類型の全体を見直す機会となり,診断類型,診断名,定義,および診断指標と全体を通して検討することができた。
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