特集 助産婦教育.どこで行なうか—質と量の確保
4年制大学での助産婦教育・1 聖路加看護大学の助産教育
有森 直子
1
,
片桐 麻州美
1
,
片岡 弥恵子
1
,
森 明子
1
,
三橋 恭子
1
,
桃井 雅子
1
,
堀内 成子
1
1聖路加看護大学
pp.291-295
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902144
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はじめに
わが国では現在,少子社会を迎え,母子保健のいっそうの充実に加えて,質の高いケアへの社会的関心が高まっている。
助産婦職は看護専門職の中では,唯一「開業権」を持ち,自律して地域で母子への援助を展開している。看護の専門領域の分化が進み,看護職の地域での起業活動が盛んな今日,助産婦職は他職種と協働することと同時に,専門性の追求が不可欠である。現代において,助産の専門職として,さらに実践家として,「開業権」を確保・発展させるだけの教育制度・内容の充実を図る責務が,教育者に課せられていると考える。
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