特集 助産婦教育.どこで行なうか—質と量の確保
大学専攻科における助産婦教育
丸山 知子
1
1札幌医科大学保健医療学部看護学科
pp.327-330
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902151
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はじめに──大学での助産婦教育の問題点
近年,看護教育課程の大学化が急速に進められ,助産婦教育も様々な影響を受ける結果となっている。筆者の勤務する札幌医科大学は,平成5年4月に保健医療学部を開設,平成10年4月には修士課程を開設した。
本学部では開設時から,4年間の教育課程の中に助産婦教育を組まないように計画していた。前身である12年間の短期大学教育において,カリキュラムの過密化に伴う問題や,学生の学習態度と教育効果等の観点から,いくつかの課題があげられていたからである。卒業単位の削減とカリキュラムの時間の削減は大きな課題であった。
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