特集 先駆的産科ケア活動
新病棟建設に伴い,多くの新しいケアにチャレンジ—済生会宇都宮病院のケアの実践
池田 富士子
1
,
飯田 俊彦
2
1済生会宇都宮病院産科病棟
2済生会宇都宮病院産婦人科
pp.463-468
発行日 1997年6月25日
Published Date 1997/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901720
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はじめに
近年,医療に対する人々の意識の変化には著しいものがありますが,出産に関しても意識が高まり,安全性だけでなく,妊婦自身にとってはもちろん,家族にとっても満足できる出産体験の成就が求められるようになってきています。私たちは妊婦がどんなニードをもち,種々の情報の中から何を選択し,何を希望しているかを把握しておくことが大切です。全国的にも,助産院はもちろん,大きな病院の産科でもケアに対して様々な取り組みがなされ,評価されてきています。
しかし,病院という組織には様々な制約があり,納得のいく仕事ができる環境の職場は,助産婦にとってまだ多くはないと思います。
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