特別企画 助産婦外来
助産婦外来の実際
小坂 洋子
1
,
佐藤 妙
2
1日赤医療センター
2日赤医療センター産科
pp.542-548
発行日 1983年7月25日
Published Date 1983/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206266
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
一貫した母子保健管理の充実を志向し,助産婦
による妊婦の健康診査(助産婦外来)を実施して
から当院では6年が経過している。この経過のな
かで,助産婦外来の受診を希望する妊婦が年ごと
に増加の傾向を示し,対象の妊婦を通して助産婦
業務の専門性が理解され,認識が深められつつあ
ると考えられるが,それだけに助産婦の責任も重
い。
助産婦外来の業務としては,正常な妊婦の健康
保持と増進,その過程において新たな異常の早期
発見をすることがあげられるが,さらに現代社会
の特徴として,ますます複雑化する妊婦の不安や
ニードがあり,対応に努力を重ねている。また,
妊婦管理の充実には,医師と助産婦の密接な連携
が必要であり,チームアプローチが最も重要に思
う。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.