特別寄稿
助産婦業務関連法規解説—この1〜2年の改正の動きを受けて
岩澤 和子
1
1厚生省児童家庭局母子保健課
pp.675-683
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901303
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はじめに
助産婦業務関連法規のうち,この1〜2年に改正された主なものは,地域保健法・母子保健法・児童福祉法・健康保険法・優生保護法である。平成9年度より,新たな地域保健の体系の中で母子保健サービスが提供されることになるが,本稿では,母子保健において大きな役割を果たしている助産婦が,専門的ケア提供者としての視点,対象者の視点,そして自ら地域住民としての視点を生かして,「すべての子どもが健やかに成長することのできる地域社会」の形成をめざし,「妊産婦と家族が安心して,妊娠,出産,育児の経過をたどれるような地域づくり」へ積極的に参画されることを期待し,上記5法の改正の経緯とポイントについて述べたい。
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