連載 りれー随筆・127
垣間見たチベット医療
桜井 幸子
pp.256-257
発行日 1995年3月25日
Published Date 1995/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901213
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いま,なぜチベットへ
中華航空の惨事から間もない,昨年5月5日から「チベット曼陀羅の旅」ツアーに参加した。メンバーは,チベット仏教を修業された僧,ネパールに留学されたことのある飛騨丹生川村の千光寺の住職,かつてラサの町に住んでいたという旅行者の方を含め10人。いずれも頼りがいのある若者に,この身を委ねる。
前癌状態で胃を亜全摘してから5年が経過した。そこで,「元気に世界の屋根ヒマラヤ山脈を越える時,わが体に賛歌を捧げよう」「厳しい自然の中で自分を見つめ,ポエムの素材も見つけよう」と,今回のツアーに参加した。
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