特別寄稿
遅発一過性徐脈は胎児仮死のサインか?—胎児心拍数モニタリング解釈の問題
武久 徹
1
,
嘉本 和恵
1
1武久産婦人科医院
pp.329-338
発行日 1993年4月25日
Published Date 1993/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900786
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はじめに
最近ではほとんどの施設が胎児心拍数(FHR)モニターを使用して分娩を管理しているが,すべての分娩管理が厳しい基準のもとにFHRモニタリングによって行なわれている米国に比較して,わが国には多くの疑問点があるのも事実である。今回,わが国におけるFHRモニタリングの解釈に見られるいくつかの問題点を検討した。
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