連載 りれー随筆・101
想い出すままに
古賀 千鶴子
1
1前・九州大学医療技術短期大学部助産学特別専攻
pp.1062-1063
発行日 1992年12月25日
Published Date 1992/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900714
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受話機を取るとはじけるように元気な声が聞こえてきました。かつての教え子,山崎裕恵さんでした。
彼女とは,もう10余年前のことですが,クラス会に招かれてお逢いしたままでした。その時家庭にいると聞いていたので,その後,広島の総合病院の総婦長さんに「産婦人科の病棟婦長として広島在住の卒業生をご紹介下さい」と懇願された際,山崎さんを紹介したのです。総婦長さんからは,「何度も足を運び,説得し,ようやく目的を達することができました」と喜びのお手紙を頂いたことを想い出します。山崎さんには大変ご迷惑だったと思いますが……。
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