今月の話題
—パネルディスカッション—「病院でよいお産ができる」を開催して
杉山 次子
1
1お産の学校
pp.334-340
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900552
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「お産の学校」10周年を記念して
1991(平成3)年12月23日,私たち「お産の学校」は東京都飯田橋の「家の光会館」で医師・助産婦・看護婦・看護学生・市民283名の自然分娩を志向する人々を集めて集会をもった。
「お産の学校」は,“上手に赤ちゃんを産むために”をスローガンに,1980年から現在まで,薬や機械に頼らない自然分娩の理論と実技の講習会を続けてきた。初期はラマーズ法の普及と夫同伴分娩の推奨のみだったが,徐々に出産そのものを究明したいと,自律訓練法.アクティブバース・ソフロロジー・気功応用のリーブ法と幅広く研究を始めた。その結果,いずれも究極は三調(調身,調息,調心)の原理のバリエーションとみてリラクセーションを深化させ,イメジェリーも加えて指導法を成長させた。何式といわず渾然とした自然分娩法で,お産に役立つ呼吸法やリラックス法,らくな体位をいくつか教え,よい周産期と育児についてコーチし,妊産婦自身が自分のお産と子育てを創造するように手伝ってきた。
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