特集 母子感染—最新知見と対応
周産期感染症の今日的視点
一條 元彦
1
,
斉藤 滋
1
1奈良県立医科大学産婦人科学
pp.956-963
発行日 1991年11月25日
Published Date 1991/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900445
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ヒトの生存が続くのと同様,微生物の生存も続き,しかもヒトはそれほど大きな生物学的変化を伴わないのに,微生物は驚嘆するような大変容を遂げる。
それ故に周産期感染症についての認識や視点も刻々と変わりつつあるが,特に最近重要な展開を見せているのは,「ウイルス感染」と,「胎児・新生児免疫」の2つの話題である。また将来ますます周産期感染症のメインテーマとして知識が要求されるのも,この2つと考えられている。
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