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え?知らないの?新しい心拍出量モニターの使い方
中村 充輝
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1奈良県総合医療センター 臨床工学技術部
pp.226-231
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200372
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心拍出量の測定方法は,侵襲的なものと低侵襲的または非侵襲的なものに分けられる。侵襲的デバイスの代表的なものとして心臓内にカテーテルを留置して圧測定を行う肺動脈カテーテル〔スワンガンツR(以下,Swan-Ganz)カテーテル〕がある。近年,動脈圧解析法による心拍出量測定装置の誕生により,連続的に測定した動脈圧(mmHg)を用いて侵襲的または非侵襲的に血行動態をモニタリングできる機器が開発された。これらは手術中やICUにおいて,連続的なモニタリングに大きな役割を果たしている。今回,従来の心拍出量測定法と新しい心拍出量モニタリングのデバイスの種類と特徴を解説する。
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