特集 第22回ICM学術大会
大会印象記
出会いと興奮と感動と
丸山 真紀子
1
1久留米大学病院
pp.79-81
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900250
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感激!各国旗の入場
「いざ行かん」まだ眠り足りない目をこすり,少しばかりの気負いを感じつつ,10月7日午前7時5分,博多発の新幹線に乗りこんだ。アジアで初めての,そして私にとっても初めて参加するICM大会。どんな大会だろうか。発表は。言葉は。友人は。次々,想像しているうちにいつしか夢の中。あっと言う間に神戸に到着。
6,000人も集まる大会だ。事務局の人や兵庫県支部の人のご苦労を思いながら,無事登録終了。持ってきた和服に着換え,さっそく記念撮影。あいにくの雨にもかかわらず,メイン会場のワールド記念ホールは内も外も民族衣装を華やかにまとった人でいっぱい。シャッターの音もいっぱい。あっちこっちに愛想をふりまき,Oh, wonderful! That's fantastic! などなど,言葉は通じなくても国際親善。女は愛嬌も度胸も必要なんだと勝手に変更解釈,国際親善にもやや疲れた頃,ワクワクしながら席について開会式を待った。
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