特集 避妊と不妊
避妊の理論と実際
受胎調節の方法と効果
森山 豊
1
1横濱醫科大學産婦人科
pp.659-663
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200744
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1.はしがき
受胎調節法には種々あり,又分類法にもいろいろある。即ち受胎機轉からみて,その基礎をなすものは精子,卵子であるから,これらの性細胞に對して,何らかの方法を行うという點からみると,受胎調節法は對精子法と對卵子法とに分けられる。
又對精子法でも,精子と卵子との結合即ち受精を阻止するか,その受精卵の子宮内膜着床即ち受胎を阻止するかによつて,受精阻止法と受胎阻止法とに分けることもできる。
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