特集 がんを考える
子宮頸癌を合併した産婦を看護して—助産婦の視点で"生と死"を考える
穐村 郁代
1
,
川本 利恵子
2
1山口大学医療技術短期大学部看護学科
2産業医科大学医療技術短期大学看護学科
pp.553-557
発行日 1989年7月25日
Published Date 1989/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207653
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はじめに
今回,私たちは癌を合併した褥婦Mさんとのかかわりを経験した。そのかかわりの中から,助産婦として学んだこと,気づかされたことが多くあった。それは「出生をめぐる学問」の中では軽視されがちであった死について,一般病棟における母子ケアに対し助産婦としてなにができるか,またいかなる援助を行なう必要があるのか,現段階において考えられたことを述べてみたい。
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