特集 産科看護管理をとりまく課題
産婦人科混合病棟における産科看護管理
小柳 恭子
1
1新潟市民病院・看護部
pp.451-454
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207631
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はじめに
少し古くなるが,日本看護協会が行なった1977年度産科病棟実態調査によれば,産科独立病棟は全国の病院のうち約3割である。分娩件数が多い病院程独立病棟の形態をとりやすいようで,公・私立の大学病院および日赤に多い(いずれも5割以上)。その他の施設では3割以下である。産科単独病棟を除けば産科と婦人科の混合病棟が最も多く,38.4%である。婦人科以外との混合は3割以下で,減少の傾向を示していた。
当病棟は開院時,婦人科・小児科との混合から始まり,その後産科婦人科に移行した。職員も少数の助産婦と看護婦から発足し,現在は,助産婦が中心で看護婦は少数である。
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