特集 生命倫理と看護
座談会
周産期の生命倫理
森岡 正博
1
,
石井 トク
2
,
横尾 京子
3
,
斎藤 有紀子
4
,
土屋 貴志
5
1国際日本文化研究センター
2千葉大学看護学部
3元:大阪府立母子保健総合医療センター新生児棟
4明治大学大学院修士修了
5慶応義塾大学大学院
pp.16-24
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207539
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周産期の生命倫理;かかわる人々のかかわり方
森岡 生命倫理のテーマには安楽死とか人体実験とかいろいろありますが,今日は周産期にまつわる倫理問題に的を絞って議論してみたいと思います。
周産期の生命倫理に直接かかわる人を4つのグループに分けることができます。ひとつは両親。もうひとつは胎児や新生児。もうひとつは医師のグループ。4番目は看護者のグループ。私は周産期の生命倫理とは,これら4つのグループの人々がどのようにかかわってゆけばよいかという問題と考えます。
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