特集 母親学級--共に響きあうクラスづくり
妊婦教室を明るく楽しいものに—山口県立中央病院における母親学級
今川 ヨシエ
1
1山口県立中央病院産婦人科
pp.971-977
発行日 1988年12月25日
Published Date 1988/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207521
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はじめに
毎週火曜日と木曜日の午後1時になると,妊婦教室に参加するために,妊娠20週あるいは30週前後の妊婦さんが集まってくる。その顔は皆明るく,出産を待ちわびているように見える。そして,彼女たちは身軽な服装でエイトビートの音楽に合わせて楽しくエアロビクスやダンスをし,またお茶を飲みながら談笑したり,展示してあるパネルを見たり,育児用品を手にとってみたりしている。
当院の妊婦教室は分娩準備教育の一環として妊婦が自主的に妊娠を自覚し,より安全で安楽な出産が積極的にできることを目標として行なっている。
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