特集 授乳指導を総括する
山口県立中央病院における母乳栄養確立への取り組み
小林 福江
1
,
仲野 ノブ子
1
,
佐々木 敏恵
1
,
斉藤 雅代
1
,
田戸 照代
1
,
山田 紀子
1
,
林 満枝
1
,
中川 律子
1
,
本永 恵子
1
,
八代 鈴代
1
,
勝井 信子
1
,
柴崎 里枝
1
,
橋本 光代
1
,
三輪 好恵
1
,
田中 節子
1
,
有井 京子
1
,
藤井 啓子
1
,
内海 和枝
1
,
吉永 清美
1
,
浜崎 富代
1
,
高橋 由美子
1
,
重富 藤江
1
,
民家 仁代
1
,
和田 清子
1
1山口県立中央病院婦産人科
pp.147-151
発行日 1975年3月25日
Published Date 1975/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204833
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1.はじめに
母性意識の変化,母乳に対する公害問題,人工栄養の向上などの社会状況の中で,乳児栄養における母乳の価値感が変化してきている。しかし,ここ数年間,やはり乳児の健全な発育において欠くことのできないものとして,母乳栄養が見直され推進されている。
このような中で,私たちも母乳栄養確立をめざして努力してきた。3年前に,母乳栄養減少の原因をアンケート調査したところ,母乳分泌不足が主な原因であることがわかり,これに対しては妊娠中から産褥にかけての一貫した保健指導の必要性を強く感じた。私たちはこのアンケート調査をもとにして,母乳栄養の確立のための保健指導体系を形成し実施したところ,母乳栄養が増加した。
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