クローズアップ
コロンブスの卵!?安楽も保証する妊娠中毒症予防マット
pp.939
発行日 1988年12月25日
Published Date 1988/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207515
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妊娠週数が進み腹部が大きくなるにつれ,妊婦は就寝姿勢が限定され,しばしば安眠さえ妨げられる.しかし,数か月後には喜びと安楽が得られるというゴールがあればこそ,そうした辛さにも耐えているのである.とはいえ,うつぶせになれたらどんなに楽だろうかと思う妊婦は少なくないなずである.果たして,妊婦の腹臥位は不可能なことなのだろうか.
大阪市立母子センターの荻田幸雄副所長が考案したマットは,それが不可能でないことを証明してくれる.すなわち,マットの中央部に凹みを作り,そこに妊婦のお腹が入るようにしたのである.いわば「コロンブスの卵」的発想である.
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