研究・調査・報告
乳房自己マッサージの効果
寺岡 歩
1,2
,
高橋 幸子
3
,
川久保 優子
3
1前:市立川西病院産婦人科病棟
2現:箕面市立病院
3市立川西病院産婦人科病棟
pp.838-842
発行日 1988年10月25日
Published Date 1988/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207486
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市立川西病院産婦人科病棟では,昭和60年から藤森式乳房管理法を導入した。以前は,助産婦が各自の手技(おもに慶応式)で,乳房マッサージを行なっていた。
今回,藤森法の自己マッサージを用いた褥婦の,母乳栄養率・乳房トラブルおよび母乳哺育への意識を調査し,従来法のそれらと比較検討した。
藤森法では,産褥1か月目の母乳栄養率71%,乳房トラブル発生率19%であり,従来法では,それぞれ48%,10%であった。
母乳確立には藤森法のほうが有効であった。
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