研究・調査・報告
看護学生と短大生が小・中・高校で受けた性教育に対する認識の比較—性教育について考える(その1)
力丸 澄子
1
,
小泉 奈美江
1
1美原看護専門学校
pp.747-754
発行日 1988年9月25日
Published Date 1988/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207465
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はじめに
現在,私は小児・母性看護学の教育にたずさわっているが,母性看護学をどのように教えるか試行錯誤の毎日である。看護老と同時に一女性として,内在する「母性」をどう認識させるかにもかかわってくることである。そこで,今回,看護婦志望の看護学生と一般女子学生が「性教育ないし性」をどのように認識しているかを知ることによって,教育に反映させたいと考えた。
さらに,看護学生の3年間の学習後の「母性意識の形成・確立」について考えてみたいと思う。その第1段階として,小・中・高校在学中に「授業として受けた性教育」について,看護学生と一般女子学生にアンケートを実施したので報告する。
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