特別記事 欧米のオピニオンリーダーたち・2
[対談]
シーラ・キッジンガー女史 出産は体と意識のハーモニーで
シーラ・キッジンガー
,
野末 悦子
1
,
篠田 顕子
1川崎協同病院産婦人科
pp.400-407
発行日 1988年5月25日
Published Date 1988/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207381
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本シリーズは,第1回ホームバース国際会議を推進した欧米のオピニオンリーダーともいうべき人々から,"よりよい出産"のあり方を探ることを意図している。2人めの登場者には,社会人類学者で,この2月半ばに初来日されたシーラ・キッジンガー氏にお願いした。滞在中,講演会も何度かもたれたので,日本の助産婦職にも氏の存在と主張が浸透するところとなった。キッジンガー氏には数多くの著書があるが,代表作としては『The Experience ofChildbirth』『Pregnancy and Childbirth』。両書とも残念ながら邦訳はされていない。邦訳本としては『ウーマンズセックス』(主婦の友社),『おなかの赤ちゃん』(講談社)の2冊がある。氏は欧米の女性たちの間では厚い支持を受けている存在だ。
今回はジュリー・ピアスさんによるインタビューではなく、『ウーマンズセックス』の監修者である川崎協同病院の野末悦子先生との対談をお願いした。通訳は同書の訳者,篠田顕子氏。
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