愛子さんの助産術ノウハウ・13
斜頸の治療法
長井 博
pp.346-347
発行日 1988年4月25日
Published Date 1988/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207366
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9年前,私が愛子さんの行なっている助産術について記録をはじめたころ,遠くから生後1か月くらいの嬰児が連れられてきた。家族の訴えによると出生直後から夜泣きがひどく,昼間でも目を覚ましている間はむずかって泣くとのこと。病院でも巷間の神様でも治すことができず,噂に聞く愛子さんを訪ねてきたという。
愛子さんが嬰児の首の付けねの肩甲骨の上部あたりを指で触れると泣きやんで,以後再発していない。愛子さんにとっては日常よくやる治療の一つだ。
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