臨床経験
乳幼児筋性斜頸の治療
加藤 正
1
,
布田 由之
1
,
望月 一男
1
,
河路 渡
1
Tadashi KATO
1
1杏林大学医学部整形外科学教室
pp.273-276
発行日 1977年3月25日
Published Date 1977/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905495
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まえがき
10年ほど前から,乳幼児筋性斜頸の治療法としてのマッサージの是非,徒手筋切り術の適応などの問題が目立つて論議されてきた.
第47回日本整形外科学会総会の教育研修会において,篠田(1975)6)は,「マッサージ治療に関する限りは,効なしとする点で多くのひとびとの意見はしだいに合致しつつあるように思われる」と述べている.しかし,現実的には,マッサージ治療をうけているが,経過がよくないとの理由で,当科へ転医してくる患児が今なおあとをたたない.
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