研究・調査・報告
月経と保健行動の今日的なみなおし—看護学生の調査をとおして
割田 勝子
1
1慶応義塾大学医学部付属厚生女子学院
pp.791-797
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206957
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
今日,セルフケア1)(生命,健康および安寧を維持するために,各個人が自分自身のために実施する実践活動)の考え方が定着しはじめ,セルフケア行動がしだいに広がってきている。
母性保健の領域においても,決して例外ではなく,たとえば月経に関する保健行動をみても,内装用生理用品の普及による腟内操作は,高度の衛生行動が必要であり,また,激しいコマーシャリズムのもと,商品の適切な撰択が要求されるなど,セルフケアは高度でしかも範囲が広くなってきている。
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.