インターホン
産院見学記—看護婦からみた助産婦
山田 八重子
1
1慈恵医人産婦人科
pp.37-38
発行日 1963年6月1日
Published Date 1963/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202554
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渋谷の駅から約10分,バスは早朝のN産院玄関先で停った.日中は溢れるほどみかけるお腹の大きい妊婦や,赤ちゃんを抱っこした母親,または,喜びと不安の入混った表情で足早に向う家族らしい姿は,未だ見当らなかった.
手入れの行き届いた庭は清々しく緑の木立に囲まれた3階建の産院は新鮮な大気の中に,一種の親しみと品位をもって来院者に安らぎを与えていた.
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