特別寄稿
もっと職種の認識を—私のみたアメリカの助産婦活動と比較して
鈴井 江三子
1
1三宅医院
pp.233-239
発行日 1985年3月25日
Published Date 1985/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206610
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はじめに
私は昭和54年に岡山大学医学部付属助産婦学校を卒業後,地域の新興住宅地にある診療所に勤務し3年になります。当院は昭和55年に開業し助産婦は2名で,現在毎月30名前後の分娩数です。開業以来,地域のニードに応えようと近辺の地域の特性を調べたところ,核家族が多いことを知りました。そこで,妊娠・分娩や育児に対する不安や悩みを少しでも和らげようと,保健指導の徹底を図るべく努力を重ねてきました。幸い院長が助産婦に対する資格や業務内容に理解が深く,経験の浅い私ですが,自己の判断でかなりの業務を実施しています。私の当院での助産婦業務は主に正常範囲内での分娩中の管理・取り扱いと保健指導です。そこで現在実施している当院の保健指導について紹介します。
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