研究・調査・報告
妊産褥婦の食事指導のあり方を考える
服部 秀子
1
1福島県立医科大学附属病院産科婦人科
pp.141-146
発行日 1985年2月25日
Published Date 1985/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206595
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はじめに
近年,わが国の食生活は急速な変化をとげ,欧米型の傾向とともに動物性蛋白質,脂肪,砂糖の摂取量が増加して,一見豊かになったかのように見受けられる。しかしその一方で,食生活に関する誤った知識からアンバランスな食習慣やエンプティフードなどの嗜好性過食が顕著にみられ,それによる健康障害も見逃すことはできない。
そこで,当院における妊産褥婦の食生活について調査したところ,高カロリーの間食や,動物性脂肪の多い食事を好む者にさまざまな問題のあることが分かった。
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