グラフ
八雲たつ出雲の国で開催された母性看護分科会
本誌
pp.1-4
発行日 1985年1月25日
Published Date 1985/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206570
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さる10月25,26日の両日,母性看護分科会(第15回日本看護学会)が島根県民会館において開催された.松江には全国から助産婦,保健婦,看護婦約1,000人が参集,古い歴史を秘める静かな街に熱気が広がった.「母性看護のあり方を考える」という本分科会のテーマのもと,性教育,母子関係,退院指導,母性・新生児看護,妊産婦管理,母乳などに関して研究発表がなされた.内容的には充実したもの,もう一つというもの,さまざまであった.特別講演は大島清京大霊長研教授の「胎児からの子育て」.
学会の実際面を担当された看護協会島根県支部の方々のご苦労が取材中大いにしのばれたが,毎年,母性看護分科会は母性衛生学会とほぼ開催日が重なっており,参加者が少なくなる傾向にある.どちらかを春にずらせないものかと希望するのは,門外漢の考えるところだからか.よりよい看護を追求する本分科会のいっそうの隆盛を願う.次回開催地は高松に決定している.
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