助産婦事典
経皮的ビリルビン濃度測定法—影響因子と注意点
山内 芳忠
1
,
山内 逸郎
1
1国立岡山病院小児医療センター
pp.1030-1034
発行日 1983年12月25日
Published Date 1983/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206358
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はじめに
最近,ミノルタ黄疸計を使用した経皮的ビリルビン濃度測定法が注目されている。これは非侵襲的・非観血的に,だれでもが簡単に操作できるうえに,短時間で血清総ビリルビン濃度を正確に客観的な数値として評価できる機器であるからである。新生児黄疸の新しいスクリーニング法ならびにモニター法として,その臨床的有用性が期待されている。
現在では市販されるようになり,各施設での使用成績が報告されつつある。今回はこのミノルタ黄疸計をより信頼性の高い機器として使用するために測定値への影響因子,ならびに測定時の注意点などについて解説する。
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