特集 陣痛室・分娩室の看護
産婦の不安にどう対応するか—夫立ち合い分娩を中心に考える
大島 百合子
1
1愛育病院産科病棟
pp.739-743
発行日 1983年9月25日
Published Date 1983/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206306
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「夫立ち合い分娩」までの歴史
私たちは,産婦の看護をするにあたり,生命の安全を第一に重視するのは当然であるが,分娩という生理現象をつつがなく終了することができるよう,産婦の不安解消を看護目標に,分娩前教育を行なっている。
しかし,そうした看護を行なってもなお即,陣痛室および分娩室において,まったく不安なく分娩を迎えることができるかというと,初産・経産を問わず,産婦は当然不安を抱きつづけている。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.