特別企画 助産婦外来
「助産婦外来」試論への架け橋
唐澤 陽介
1
1三楽病院附属助産婦学院
pp.559-562
発行日 1983年7月25日
Published Date 1983/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206268
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はじめに
「助産婦外来」に関する議論は,「助産婦外来と
はいったい何か」ということを解決して,共通の
理解の上に立って考えなければ,ともすればすれ
違いの議論になってしまうことが多い。すなわち
どのような条件を満たした場合に助産婦外来と呼
ぶかをまず議論しなければならない。
しかし,考えてみると,どこの施設においても
一部の例外はあるにせよ,なんらかの形で助産婦
が「外来」に関与していることは間違いないであ
ろう。そこで,この自然に行なわれている「外
来」を意識的に,あるいはある意図をもって「助
産婦外来」として組織化するかどうかにあると考
えることもできると思う。
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