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特集 性教育と助産婦
海外文献抄訳
思春期の健康管理の際に必要となる同意と秘密保持対策
A Rational Policy toward Consent and Confidentiality in Adolescent Health Care
A. D. Hofmann
1
,
片桐 清一
2
1the Adolescent Medical Unit, Department of Pediatrics, New York University Medical Center-Bellevue Hospital Center
2弘前市立病院産婦人科
pp.127-132
発行日 1983年2月25日
Published Date 1983/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206180
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はじめに
一般に,医療は患者の同意を得て行なわれ,しかも,疾病についての秘密は守られることになっている。そのことは,当然の権利として,倫理的にも法律的にも保障されている。ところが,患者が未成年の場合,従来は,患者に代って両親がその権利を代行する場合が多かった。しかし,このことは,幼児の場合には適切であるかも知れないが,患者が思春期に達していれば,必ずしも適切とはいえないだろう。この論文では,まずそれら未成年の若者にまつわる間題点を整理し,次に精神的にも社会的にも分別ある人間として育ちつつある思春期の若者たちに,いかに対応していくか考えてみたい。
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