特集 性教育と助産婦
座談会・2
地域における性教育の展開
福原 保子
1
,
菊池 冨美恵
,
林 謙治
2
,
福田 けい子
1豊島区立高松小学校
2国立公衆衛生院母性小児衛生学部
pp.110-126
発行日 1983年2月25日
Published Date 1983/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206179
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本誌 助産婦が性教育に寄せる関心は非常に強いようですが,その関心の強さが,必ずしも実践の場での展開には結びついていないようです。本日は助産婦として,それぞれ違った形で地域に根ざした性教育活動をなさっていらっしゃる菊池さんと福田さんにお越しいただきましたので,お二方のご経験を中心にして,助産婦が性教育活動に関与していくための手がかりを探ってみたいと思います。
特に性教育の分野では学校教育が現在,大きな役割を果たしておりますので,助産婦のこれからの方向性を決めていく上で,学校教育とのかかわりが重要なポイントになるのではないかと思います。そこで,福原先生には学校教育の現場で行なわれている性教育の現状をご紹介していただくと同時に,助産婦職との連携の可能性についてもごご意見を頂戴したいと考えております。
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