施設レポート・11
団地住民をかかえて母性への取組み—新設3年めの関西医大付属男山病院分娩育児部
真鍋 キヨ子
1
1関西医科大学附属男山病院分娩育児室
pp.194-197
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205518
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
関西医科大学附属男山病院は,八幡市他3か町からなる綴喜郡全域を通じ初めての総合病院の誕生であり,周辺住宅地域(隣接団地)の人々からは,建設が計画された当初から待ち望まれていた。
昭和50年10月11日に,京都府八幡市にオープンの運びとなったが,当病院は団地に隣接し,更に周辺住民のほとんどが若年層であり,しかも核家族である。そのために起こりうる問題,すなわち,妊娠・分娩・疾病等に対しての不安・恐怖・子育ての悩み等,少しでも解消(母と子の幸せを考える)するために,助産婦,保健婦が中心となり,産婦人科・小児科医師,栄養士のメンバーでチームをつくり,十分な検討を重ねたうえで病院オープンの1か月後より実施に移し,今日に至っているのでここに紹介しよう。
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.