新設医大内科めぐり
医大新設ブームのトップをきって—秋田大・内科
柴田 昭
1
1秋田大・第1内科
pp.365
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204656
- 有料閲覧
- 文献概要
最近の医大新設ブームのトップをきって秋田大学医学部が創設されたのは,昭和45年4月のことである.新しい酒は新しい革袋に盛られねばならない.従来の医学部がかかえていた弊害を是正し,理想的な医学部を建設するには,またとない好機である.参集したスタッフは,この一点において想いは一致していたといってよかろう.もちろん国立大学である以上,種々の制約があるのは止むを得ないところである.要はその枠のなかで如何に理想を達成するか,そこに一同の苦心があり,またその故にこそ本医学部の動向が広く各方面から注目を集めているともいえるのである.
診療 まず診療態勢であるが,その基本方針は教授,助教授,講師から成る病院運営委員会によって決められる.病歴の統一中央化,主な研究機器の中央化などの合理化は既に軌道にのった.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.