インターホン
助産婦生活6か月を経て
西村 正子
1
1兵庫県立淡路病院
pp.755
発行日 1976年12月25日
Published Date 1976/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205147
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私は病気のため何年かおくれて今の仕事についた。そして助産婦になろうと志した時はファイトの塊りのようなものであった。"よく学び,よく遊べ"という言葉はなんとなく自分自身を物語っているようにさえ思えた。
夏休み前になるとアルバイトに精を出し,休みに入ると友人と小旅行を楽しみ,カメラに凝ってみたり,1日1時間を無駄にはしなかったような気がする。試験になると我を忘れて勉強した。ふと窓を見ると東の空が明るくなり,小鳥のさえずりをよく耳にした。学生時代には仕事や将来に対して夢があり,大きな希望があった。
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