連載・3
英国の助産婦生活
南野 知恵子
1
1大阪市柏助産院
pp.54-56
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203266
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勤務はほとんど二交代制
英国の助産婦の行なっている生活などについて書いてみますと,まず,勤務のことにつきましては,週に42時間から44時間制で,ほとんどが42時間制に移りつつありました.勤務は,三交代制でなく,ほとんど二交代制を取っており,各病・産院により多少の差はありますが,例えば,朝8時から夕方5時まで,午後0時半から10時まで,朝8時から夕方5時まで,午後0時から5時まで休みなどの5日制で,夜勤では午後10時から朝8時までの7日間勤務3日休み,7日勤務4日休みを1クールとしてのくり返し,また病院により,午後8時半から朝8時までで,夜中の食事休憩時間を長くし,4日勤務,3日休みをくり返す所などありました.
以上はUNIVERSITY COLLEGE HOSPI-TALでコースを取っている時でしたので,婦長・主任をのけては皆同じように勤務してたわけですが,コースを取っていない人,いわゆるSTAFFとして勤務している人の中には,特に希望して,継続的に夜勤をする人もいるわけです.つまり,夜勤専属というわけです.
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