特集 開業助産婦の現在
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    開業助産婦の生活と意見
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                大平 純子
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1大平助産院
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1070-1073
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1986年12月25日
                  Published Date 1986/12/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207021
                
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はじめに
分娩といえば産婆—産ぶ湯と自然に出てくる一連の言葉は,よく考えてみると産婆の歴史であると思う。今に伝えるこの言葉の蔭に産婆の気骨と社会に対する責任がのぞかれるような気がする。
数少ない女性の専門職の1つとして,人びとに親しまれ,職業のプライドを保ってきた歴史は何を意味しているのだろうか。今やむずかしい側面を多々かかえながらも,地域のなかに根をおろし,住民の息吹きとともに働いている姿は,まさしく歴史を背負い,伝統を守り,そして人間愛に根ざすもの以外の何ものでもない。人類に対する奉仕の精神が仕事の寿命を支えていると思う。

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