産科用具の工夫
腹帯(軽装用妊産婦帯)
大浜 美代子
1
1福岡市東和クリニック
pp.317
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204874
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最近は妊婦の服装もしだいに軽装となり,腹帯はスタイルが悪い,めんどうだ,暑い(ことに妊婦は発汗しやすい),診察の後,巻く所がない,巻いてあげるには暇がない。また産後は晒は巻いた瞬間は気持がいいが,少し動けばずれるし,コルセットは股があれば疼痛を訴えるなどの理由で,腹帯を着用しない方を多く見受けます。一方,近年しだいに出生児体重も大きく,妊婦貧血も多いなど種々の面から腹帯着用は是非必要とします。このようなことから,腹帯をネット製にし,腹部をゴム入り布としたものを考案しました。なお保温を必要とする場合には,ネットの内側に適当な布を入れれば目的は達せられます。
(本品は実用新案出願中です)
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