付録 絵で見る保健指導
Ⅳ.お産の近づいた徴候,お産のはじまり,異常分娩および難産の予想,帝王切開,陣痛の痛みと無痛分娩
竹村 喬
1
1大阪逓信病院産婦人科
pp.429-432
発行日 1974年8月25日
Published Date 1974/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204740
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§19 帝王切開
これは子宮壁を切開して胎児を娩出させる方法である。最近は手術の進歩で安全性は高くなったが,まだまだマイナス面も少なくない。したがって適応を十分考慮して行なうべきで,乱用は慎しまねばならない。
一度帝王切開をすれば,次回もその可能性は大きい。適例2〜3回までは反復できるが,回を重ねるごとに,アクシデントがふえることも覚悟しなければならない。前回帝切から次回分娩までの間隔は,少なくとも2年以上の期間が望ましい。
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